相棒シーズン7第7話「最後の砦」
スクーター通り魔事件の容疑者が、取り調べ中に刑事による暴力で死亡してしまう。取調室の隣の部屋には、「テスト期間中」と取り調べ監督官。内村刑事部長は都合のいい人間に検視をさせ、解剖はさせず、取り調べに問題なし、で片付けようとします。
で、早い段階で右京さんと官房長の会食シーン。場所は、渋谷の「Kirara風月」(https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13058247/)ですが、残念ながら閉店したようです。
この時点ではまだ特命係は動きを見せていないので、右京さんの動きをけん制しに来たわけではなく、単なるランチのようですが、
右京さん「万一違法な取り調べがあり、それを取り調べ監督官が止めなかったために被疑者が死亡した・・・としたら大変ですねえ」
官房長「お前はいやな想像をするねぇ」
・・・(中略)・・・
右京さん「それを避けるために、僕にこんな話をなさっている」
官房長「ううん、これは食事中の雑談」
どちらも、「違法な捜査があった」ことに感づいていて、官房長は得意の先手を打とうとしている。そんな感じの会食ですね。
大河内監察官は隠蔽を疑い、内村刑事部長がどうしてもやらせたくない解剖の実施を訴えます。内村刑事部長は官房長を頼る。
内村刑事部長からの連絡を受けてでしょう、大河内監察官を呼び出して解剖を待つように言います。
大河内「官房長、これはチャンスです」
官房長「チャンス?」
大河内「警察に隠し事はないと知らしめるチャンスです」
官房長「それはとても立派な考えだけど、でも、チャンスを生かすにはタイミングがあるんじゃないかしら」
そんな中、右京さんたちは真犯人を突き止め、さらに、死亡した最初の容疑者が接触事故で頭に怪我をしていたことを明らかにします。官房長は大河内さんを呼び出して、待てと言っていた解剖を指示します。
官房長「いいんじゃないかしら、もう解剖しても。これが、タイミングというやつです」
大河内「官房長はわかっていたんですか、真犯人が別にいると」
官房長「まさか。僕はね、誰が犯人でもよかったの。ただ、杉下ならその真実をあぶりだしちゃうでしょ」
結局、官房長の思惑通り、取調室の暴力は隠蔽して、通り魔事件は解決の体に。こんなときは必ず(?)右京さんが官房長室へ。
右京さん「自殺した警察官が取り調べ監督官だったということは公表しないおつもりですか」
官房長「必要ないでしょう」
右京さん「そうでしょうか」
官房長「だって警察はいつもそうでしょ?」
いつもは、右京さんが勝手に動いた後にけん制する官房長ですが、今回はまだ右京さんが動き始めないうちにさぐりを入れてきた感じです。官房長と右京さんの会食シーンはいつもおもしろい。