相棒シーズン4第9話「冤罪」
あまりメジャーな回ではないですが、官房長とのやりとりがたまらなくおもしろい回。
「ああ、それならもう手を打ちました」
この官房長の名台詞の最初の回がこれでした。冤罪を掘り起こした特命がこれ以上余計な事をしないように処分しようと進言する内村刑事部長に対して。
この回は比喩の応酬。まずは野良犬。
内村「そろそろ野良犬は捨てる時期ではないでしょうか?」
官房長「野良犬は捨てられません。だって飼えませんから」
内村「そんな禅問答をしているヒマは・・・」
殺人事件の犯人は、篠宮ゆかりによる兄の復讐。その裏に、刑事と弁護士による殺人教唆があることを右京さんたちが突き止めるも、官房長はその「沸騰した鍋にフタ」をしようとする。シーズン3「警官殺し」の鍋のシーンが回想で出てきます。
右京さん「今は、その鍋が沸騰しているときではないでしょうか」
官房長「それならまず、火を止めるのが先かな。僕が思うに、火元は君らじゃないかしら」
・・・
官房長「世の中には、火を止めた後も、フタを開けてはいけない鍋があるんじゃないのかな」
官房長「内村さん、火元たちをよろしく」
このやりとりだけでもおもしろい。
裁判で被告人の篠宮ゆかりが殺人教唆をばらす大どんでん返しで大騒ぎで、官房長の独り言。