相棒シーズン7最終話「特命」
シーズン7最終話。ついに2人目の相棒「神戸尊」登場の回。
官房長の登場は冒頭の神戸登場シーン。特命係、特に杉下右京の過去の実績が無視できないと認識した警視庁は、杉下右京が警視庁にとって今後本当に有用なのか、あるいは危険なのか、見極めるために、神戸に特命係への異動を命じます。突然の辞令に事態が呑み込めず、「なぜ私が」と問う神戸に官房長は、
官房長「君が優秀だからですよ」
神戸「え?」
官房長「理由がそれじゃあ、ご不満?」
さて、肝心の事件は馬頭刈村という場所で起こります。そこの女性から届いた郵便によって右京さんは事件を知り、馬頭刈村に向かいます。神戸は内村刑事部長らに挨拶した後、特命係に行きますが、右京さんはいない。別の事件現場で米沢さんから右京さんが馬頭刈村にいることを知らされ、彼も自慢のGT-Rを飛ばして馬頭刈村へ。そこで右京さんと初対面。
右京さんが受け取った郵便には1枚の絵。なんと殺人の現場を描写したもの。描いたのは郵便を送ってきた女性の弟で、サヴァン症候群のため、見たものを忠実に描く能力を持つため、この絵は実際に殺人事件があったことを示唆します。これを手掛かりに右京さんが事件を解決していくわけですが、官房長は事件そのものには一切かかわりません。
次の官房長登場は事件解決後のラスト近く。花の里にやってきます。官房長の花の里は3回目。
右京さん「何かご用ですか?」
官房長「用って?言ったでしょ、近くに来たから顔出しただけ。」
右京さん「そうですか」
官房長「みんないつもお前に興味持っていると思ったら大間違いですよ」
なんて言いながら、
官房長「あ、思い出した、そういえば、特命係に新しい人入ったんだよね」
右京さん「ええ」
官房長「どんな感じ?」
神戸君に辞令を言い渡す場にいて、「君が優秀だからですよ」と直接言った本人が、しれっとよく言いますね(笑)。この狸ぶりが官房長らしい。
ちなみに右京さんの神戸評は、
右京さん「頭は良さそうですが、端々に官僚臭さが漂いますねえ」
右京さん「警察庁にいたからか、それとも持って生まれた性質かはわかりませんが、亀山君とは違って腹の内は読みづらいタイプです。」
右京さん「自信過剰のきらいもありますねえ。ああ、それから、運転が乱暴です」
たまきさん「そうやって、来る人来る人分析して・・・」
右京さん「訊かれたから答えただけですよ」
官房長は最初と最後だけ。こういうパターンも割とありますね。でもちゃんと存在感があって、印象に残りやすいです。