相棒シーズン5最終話「サザンカの咲く頃」
元部下の嶋村から小野田官房長への電話から始まります。その部下が殺される。
で、カフェに右京さんを呼び出して朝食。嶋村死亡の事件を「暗に」依頼。「暗に」がミソ(笑)。場所は日比谷茶廊(https://hibiyasaroh.jp/)。官房長は2回目。
初の官房長宅。マンションでした。ロケ地は宮前ヴィレッジA棟。
マップ:goo.gl/djzkH6
郵便で届いた謎の壺。
官房長「出してみて」
亀山「あ 俺が」
官房長「爆発物かもしれないから」
としれっと言うのも官房長らしい(笑)。
この回、官房長は巧妙に警察庁長官を退官に追い込みます。まずはジャブ打ち。
長官「噂によると、君には手飼いの刑事がいるそうだねえ」
官房長「残念ながら、その2人を飼うことはできません」
犯人の官僚3人を捕まえたのに、逮捕されず。官房長の仕業。ここまで味方だったのに一転敵に・・・
官房長に裏切られた特命係。状況挽回の手として、査問委員会で地方公務員法を逆手にとった右京さんの仕掛け。そこへ官房長。一転味方に?
そして、長官室で長官に引導を渡す。すべての根回しは済ませて。いやあ、したたかです。
再び官房長室。
右京さん「ところで、長官が退かれるそうで」
官房長「そうだってねぇ」
右京さん「長官になられてまだ2年経っていないはずですが、いささか早い退官ですねぇ」
官房長「まあ、長官にもお考えがあってのことだろうから」
右京さん「それも、小野田官房長の狙いでしょうか」
大狸の官房長、ちゃんと見抜いてる右京さん。
長官退官式。
官房長「一度、顔が見たいとおっしゃっていたので」
長官を追い詰める要因となった「手飼いの刑事」特命の2人をわざわざ連れてきて皮肉たっぷりに見送る。どこまでもしたたか。
特命係を巻き込み、味方になり、敵になり、また味方になり。結局、自分の目論見通りに事を運ぶ官房長。そんな「らしさ」を存分に発揮した回でした。