相棒シーズン8第1話「カナリアの娘」
本多篤人初登場回。偽造パスポートで入国し、偽造運転免許証で車を運転してアジトへ。成田に到着した右京さんは、なぜか迎えに来た神戸の車で東京へ。途中、同じく成田から都心へ向かう本多の車を不審に思ったことがきっかけで、偽造運転免許証の本人にたどり着き、その人を死体で発見します。一方、アジトにたどり着いた本多は官房長に電話をかけます。
帰国早々事件を掘り起こした右京さんと神戸君が特命係へ戻ると、すでにお客さんが・・・。
勝手にコーヒーを入れて特命係を待っていた官房長。こういうときは、決まって、特命係に仕事を頼みたいとき。
官房長「君が神戸君?」
神戸君「あっ・・・神戸です。はじめまして」
官房長「どうも、小野田です。」
あれ?官房長と神戸君は、シーズン7最終話「特命」ですでに会っているのに。神戸君の特命係への辞令を言い渡す場にいて言葉を交わしてます。神戸君は戸惑った表情をしているので、初対面の芝居をしているようです。
続く会話。
官房長「頼み事するのに呼びつけるのはどうかと思って、わざわざ僕のほうから出向きました」
右京さん「恩着せがましくおっしゃるほどの距離じゃありませんがね。お隣のビルですから」
官房長「そういう物理的な問題じゃないでしょ」
官房長と右京さんらしい会話ですね。
本多から官房長への電話は、娘の早瀬茉莉を守ってほしいとの依頼。実は本多は茉莉の観に危険が及ぶとの脅しで爆弾テロを強要されていました。それで官房長は、茉莉を保護するよう特命係に頼みに来たわけです。
茉莉を保護し、ホテルに隔離した特命係ですが、神戸君が何者かに襲われ、茉莉は拉致されてしまいます。本多から拉致を知らされた官房長は、神戸君のいるホテルへ。
官房長「(右京さんと)一緒にいるのしんどい?」
神戸君「あ・・・あ、いえ」
官房長「意外とハモってる?」
神戸君「新鮮な驚きとともに日々楽しく過ごしています」
実は、茉莉の拉致は偽装で、犯人らと茉莉はグルでした。官房長はなんと本多と会います。アジトを喋らせるのですが、その声をポケットにしのばせた携帯で録音し、公安刑事に聞かせ、アジトへ本多確保に向かわせます。やはりしたたかな官房長。
この後、本多は官房長に取引を持ち掛け、自身の身柄を確保させる代わりに、偽装誘拐で警察に捕まった茉莉の釈放を求めます。その取引に乗った官房長。
茉莉の釈放に納得がいかない右京さんは、官房長室に抗議へ。これもよくあるパターンですね。