ドラマ「相棒」小野田官房長を辿るブログ

ドラマ「相棒」の登場人物で特に好きなのが小野田官房長。その小野田官房長登場回を全部辿ってみます。

相棒シーズン5第11話元日スペシャル「バベルの塔」

バベルの塔」は、数ある相棒のストーリーの中でも屈指の名作ではないでしょうか。そんな中、官房長も味のある役で登場します。

 

大晦日の平和な年越しムード、さあ帰ろうというときに官房長登場。カウントダウンパーティーに付き合えと。「あやしいなあ」という右京さんの表情がなんとも。

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パーティ会場に向かうエレベータにて。

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官房長「カウントダウンパーティ、みんなで踊ったりするの?」
亀山「いや、踊ったりはしないんじゃないっすか?」
官房長「そうなの?」
右京さん「しないと思います」
官房長「そうなんだ」
・・・(間)・・・
右京さん「踊りたかったんですか?」
官房長「そんなわけないでしょ」

笑える。

 

特命係を置いてさっさと帰ろうとする官房長。

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「葉山の家でかわいい孫が待ってるんです。それに、新年というのは清らかな心で静かに迎えるものです。カウントダウンしながらみんなで踊るなんて無粋ですよ。」
「見送りは結構」

らしいセリフ。なんかえらい正しいことを言っているようで、むちゃくちゃ(笑)。

 

はるかが車で連れ去られるところにニアミスする官房長。スリルのあるカットと官房長のとぼけたカットのコントラスト。このシーン好きだなあ。

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スリル満点の事件は解決。安堵を感じさせるラストシーンに官房長がしれっと再登場。

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事件の核にはいっさい関わらなかったけど、なんかすごい存在感を発揮した印象でした。

 

 

 

相棒シーズン5第1話「杉下右京 最初の事件」

相棒の定番カフェ「日比谷茶廊」。ラストに近いシーンですが、官房長、初の日比谷茶廊はこの回でした。

https://hibiyasaroh.jp/

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この回は、御手洗家の過去をあばこうとする右京さんにブレーキをかける役。

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当然官房長の忠告を無視して突っ走り、真相をあばく右京さん。ラストシーンは官房長からきびしめのコメント。

「お前にはがっかりです」
「社会人としてはほとんど欠陥品です」
「このままだといずれお前と決定的に対決しなければならない日が来るかもしれませんねえ」

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場所は日比谷公園わきの日比谷通り沿い歩道かな。
goo.gl/QAyY5D

 

ところで、途中、囲碁を打つシーンが。五目並べは角田課長にボロ勝ちしたけど、囲碁は弱いみたい(笑)。

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相棒シーズン4最終話「桜田門内の変」

相棒シーズン4最終話。警視庁内で殺人事件発生で外に出られなくなって特命係に遊びに来る官房長。角田課長と五目並べ(笑)。

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やはり目当ては特命の2人。事件の状況を探ります。

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官房長「解決しそう?早いとこケリつけてちょうだいよね」
亀山「ケリつけろったって、俺らには何の権限もありませんから」
官房長「そんなもんなくったって勝手に動くんでしょ?」

特命を飼うのに手を焼きながら飼ってる、そんな感じですね。

 

警視庁内の殺人事件のため、出入り封鎖で、外へ出るのを止められるシーン。わざわざ「官房長」の身分を見せてプレッシャーかけ、恐縮して認めようとする警官に対し、「例外なく止めろ」、と。このめんどくさい感じも官房長。

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↑そのときに見せた身分証。名前の読みはこのとき「kouken」。シーズン12で読みは「きみあき」だと明かされるけど、「こうけん」というのが何度か出てきます。

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相棒シーズン4第11話元日スペシャル「汚れある悪戯」

スペシャルにかかわらず官房長はちょっとだけど、なんと花の里。シーズン2「目撃者」に続いて2回目。花の里の内装は違ってますけど。この回は、特命係の動きをけん制するために登場。自分から特命係を動かしたり、後押ししたかと思えば、動きを止めに回ったり。この微妙な関係がおもしろい。

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相棒シーズン4第9話「冤罪」

あまりメジャーな回ではないですが、官房長とのやりとりがたまらなくおもしろい回。

「ああ、それならもう手を打ちました」

この官房長の名台詞の最初の回がこれでした。冤罪を掘り起こした特命がこれ以上余計な事をしないように処分しようと進言する内村刑事部長に対して。

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この回は比喩の応酬。まずは野良犬。

内村「そろそろ野良犬は捨てる時期ではないでしょうか?」
官房長「野良犬は捨てられません。だって飼えませんから」
内村「そんな禅問答をしているヒマは・・・」

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殺人事件の犯人は、篠宮ゆかりによる兄の復讐。その裏に、刑事と弁護士による殺人教唆があることを右京さんたちが突き止めるも、官房長はその「沸騰した鍋にフタ」をしようとする。シーズン3「警官殺し」の鍋のシーンが回想で出てきます。

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右京さん「今は、その鍋が沸騰しているときではないでしょうか」
官房長「それならまず、火を止めるのが先かな。僕が思うに、火元は君らじゃないかしら」
・・・
官房長「世の中には、火を止めた後も、フタを開けてはいけない鍋があるんじゃないのかな」
官房長「内村さん、火元たちをよろしく」

このやりとりだけでもおもしろい。

 

裁判で被告人の篠宮ゆかりが殺人教唆をばらす大どんでん返しで大騒ぎで、官房長の独り言。

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相棒シーズン4第1話「閣下の城」

この回は官房長がある意味キーマンで、最初から最後まで頻繁に登場します。

シーズン1最終話で殺人容疑で逮捕された閣下。特命が証拠を見つけ出そうと動き始めていると聞いて危機感を覚え、官房長に取引を持ち掛け、保釈を要求。その無理難題に、法務大臣の瀬戸内をうまく使って「不可能を可能に」してしまう官房長。
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閣下の城へ。ロケ地はロックハート城(https://lockheart.info/)。 

ドラマでは閣下がイギリスの城を移設したと解説されたけど、現実には瀬戸内大臣こと津川雅彦さんが私費で購入し移設したそうです。

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1度でなく、2度も瀬戸内大臣を上手に使ってしまう官房長。

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巧妙な根回しでしたたかに大事を実現しちゃう、そんな人物像が明確に描かれた回です。