ドラマ「相棒」小野田官房長を辿るブログ

ドラマ「相棒」の登場人物で特に好きなのが小野田官房長。その小野田官房長登場回を全部辿ってみます。

相棒シーズン9最終話「亡霊」

劇場版Ⅱで殉職した官房長。シーズン9が始まるより前の2010年7月のこと。そのシーズン9の最終話に官房長が登場します。もちろんこのときはすでに亡くなっているので、回想シーンとしての登場になります。

 

本多篤人死刑執行か、という衝撃的なオープニング。しかし本多を待っていたのは片山雛子。しかも、釈放を言い渡します。

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特命係の2人は、刑務所にいる瀬戸内米蔵に呼び出され、面会に行きます。そこで、本多篤人の死刑は執行されておらず、釈放されたことを瀬戸内の口から聞きます。そのようなねつ造は不可能だという右京さんに瀬戸内は、

瀬戸内「不可能を可能にできる人間が、一枚も二枚も噛んだとしたら?」

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そして、瀬戸内は、この話を、自分を慕ってくれる刑務官の一人から聞いたと言います。

 

釈放された本多は娘の茉莉に会いに行きますが、茉莉のマンションで暴漢に襲われ、本田は暴漢を殺してしまいます。その後茉莉のマンションを訪れた特命2人は暴漢の遺体を発見。警察がかけつけ、現場を調べているところ、マンション前を何度も通る不審な車のナンバーから、片山雛子にたどり着き、彼女を訪ねます。そこで重要な話が明かされます。話は2010年6月にさかのぼります。官房長が殉職の1か月前。

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首相官邸に赤いカナリアから脅迫文が届きました。本多篤人を釈放しなければ炭疽菌テロを敢行するというもの。片山雛子は首相官邸に呼ばれ、対策チームが組織されます。その指揮を執るのに最適な人物を呼ぶとのこと。

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その人物は、

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ということで、官房長登場です。繰り返しますが、これは官房長殉職の1か月前のシーンです。表向きは本多篤人は死刑執行されたものとし、ひそかに彼を釈放し、別人として国外に逃がし、表向きは政府はテロに屈しなかったということにする、というのが官房長のシナリオでした。

 

官房長は、娘の茉莉にも接触し、本多を釈放するから、会いに来たら彼の居場所を教えるよう要請します。

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再び瀬戸内米蔵との面会。本多釈放は刑務官から聞いたというのは嘘で、本当は小野田官房長だったのではないかと追及し、瀬戸内はそれを認めます。やはり2010年6月のこと。

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つまり、瀬戸内の言う、「不可能を可能にできる人間」は官房長だったわけです。この瀬戸内によるこのフレーズ、シーズン4第1話にも出てくるんです。

https://partenaire.hatenablog.com/entry/2018/05/19/231906

 

瀬戸内との面会の帰りの車。右京さんは、週末、官房長のお墓参りに行こうと神戸君を誘います。

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官房長死後の話なのに、官房長がキーマン、という回でした。